漢語角活動レポート

2008.12.21 第71回

大家好！
昨日で仕事納めだった方も多いのではないでしょうか。漢語角は先週の日曜日に一足早く今年最後の回を迎え、漢語角の後には恒例の『小尾羊』で忘年会を行いました。０８年最後にふさわしくとても楽しい回でした。

日　時：12月21日(日)
場　所：
池袋西公園　－　漢語角
小尾羊　－　漢語角・忘年会

　今回はゲストとして長春～上海まで自転車で縦断をされた富樫さんが参加して下さいました。出発前にも漢語角で富樫さんの送別会を開きましたが、今回はその縦断の様子を報告して頂きました。

　自転車で縦断をしよう、と思い立ったきっかけは以前富樫さんが日中交流センターで中国の高校生の留学を受け入れる仕事をされている時に留学に来ていた卒業生を訪ねるためでした。日本に来ている時に、「日本と中国の架け橋になりたいけど、自分たちだけでは何も出来ないのでは。」と言っていた卒業生たちに、自分が自転車で長春から上海を縦断をするという姿を見てもらい勇気付けたいという思いからでした。結局今回の自転車縦断では卒業生のうち45名と中国各地で会うことが出来たそうです。中には、『もっとも影響を受けた人』という題材の論文で富樫さんについて書いてもいいですか、という子さえいたそうで、それだけ卒業生の心に深く影響があったのだと思います。

　また、富樫さんがお話して下さった中で印象的だったお話がありました。世界一周や台湾徒歩一周そして今回の長春ー上海の縦断ですが、一番最初のきっかけは昔の自分から届いた手紙で、中国への思いが書いてあったそう。富樫さんは「今の自分から昔の自分へ手紙を書くことは出来ないけれど、昔の自分と同じような思いを抱いているこの卒業生たちに思いを伝えることは出来る。僕の役割はそういうことなのかも知れないな、と旅の途中でふと思った。」というお話です。過去の自分にはメッセージは伝えられないけどその分周りに何かを発信し続けている姿勢は本当に素敵だと思いました。

　他にも、中国の携帯事情や食生活、日本人に対しての中国人の感情など、現在の中国をリアルに語っていただきました。反日感情が強いというイメージがある南京では自転車を無償で修理して下さる方に出会い、とても親切にしていただいたりという事があったそうで、意外なお話も多く皆さん興味深く聴いていました。今回は貴重なお話、本当にありがとうございました！その他にもゲストの方や、初めて参加してくださった方のお話もあり2008年最後の回にふさわしい楽しい回になりました。

　場所を移して（テーブルを移動して）小尾羊での忘年会は初めて参加された方から、久しぶりに参加された方、いつも参加していらっしゃる方と大いに賑わい、各々中国での経験や中国について興味があることなどを語り合いました。普段の漢語角だけではなかなか話せない事などもカジュアルに話が出来るめったにない機会だったので、皆さん色々な方と話を楽しんでいました。久しぶりに帰ってきていた高倉さんからは留学手続きの説明もありました。楽しい時間は早々と過ぎ、今年の漢語角も無事に2008年を終える事が出来ました。

　改めてこのような活動に参加出来ている事、ここで沢山の人に出会えた事、とても有難く感じました。今年は本当にありがとうございました！来年は1月11日(日)が初回です。 2009年また元気にお会い出来る事を楽しみにしております。
　よいお年を！祝大家新年快楽！

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(C)People's Daily

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