漢語角活動レポート

2008.8.10 第52回

大家好！第52回の漢語角の内容を報告します。今回もまた長くなってしまいましたが、ご一読下さい。

　そして前回段さんからお話しがあった通り、富樫さんの長春～上海の自転車の旅の壮行会を開きます。日程は下記の通りです。　富樫さんの経験豊かな楽しい話を聞いて、自転車旅行の無事を祈り皆で送り出しましょう！

＜一、高倉さん上海旅行報告＞

訪問場所：上海、蘇州、無錫
訪問目的：観光、友人訪問、留学手続き方法の確認

　毎回旅行には1人で行くという高倉さん。今回の上海旅行では、改めて“人が多い”という事を感じたそう。まず3月末からオープンした浦東空港第2ターミナルビルに降り立つと、第１ターミナルから来るシャトルバスは人がいっぱいで乗車出来ない。次のバスでも同じ事であろうと考え第2ターミナルから第1ターミナルまで徒歩で移動しバスに乗らなくてはいけなかった。また電車のチケットの時間を変更するために駅へ向かったところ、チケットカウンターにも多くの人が列をなしており予定していた時刻の電車に変更が出来なかったりした。オリンピック開幕直前であったためか、人の多さが際立った旅行になった。上海から蘇州へ向かうまでに時間があった為、立ち寄った無錫では恵山へロープーウェイで登り景色を眺めたり、蘇州では太湖を望んだりと観光も楽しみ、友人と再会し、留学の手続き方法も確認したりと、充実した旅行を報告して頂いた。上海では、20元のサウナの宿泊施設に泊まった事、空港でのシャトルバスのエピソードなどは、次回上海へ旅行へ行く際は是非参考にしたいと思うものだった。

＜二、富樫さん　自己紹介から＞

今までしてきた活動
・世界一周（約60カ国）
・台湾　徒歩で一周

　きっかけは世界一周をしていた時。もともと台湾で2年間ほど日本語教師をしていた為台湾には興味があったが、世界一周をしている時に各地で台湾の華僑の方に多くであった。そしてとてもお世話になったという。そのお世話になった方々に少しでも感謝の気持ちを表したいと思い徒歩で台湾一周を決めた。実際の台湾一周では、各地の小学校約50校を回り、2万人の小学生と交流する事が出来た。この活動は台湾の教育機関からも連絡があり台湾の小学生の異文化交流にとても良い影響があるという事で、“この学校を回って欲しい”という学校名と連絡先の書いてあるリストをもらうなど、とても大きな反響があった。

予定している活動
・長春から上海へ自転車で回る

　中国人高校生を日本へ留学生として招く事業をしていた富樫さんは、今回丁度第2期生が中国へ帰国した事にあわせ彼らを自転車で訪問する事にした。「日本と中国の架け橋になりたい。」と純粋に語っていた学生たちが今どうしているのか訪ねるのが目的だ。富樫さんは、「もっとこのような事が互いの国で行われ、互いの国に興味を持ってくれるようになってほしい。」と話していた。今回の自転車での訪問に際し、台湾の自転車メーカー『GIANT』がスポンサー協力をして自転車やウエア等を提供してくれる。GIANTがスポンサーについてくれることについては、「偶然香港のスターバックスの社長と知り合う機会があった。今回の自転車で長春から上海まで回る事を話した所、そのスターバックスの社長が偶然次の日にGIANTの社長に会う約束があったため、スターバックスの社長に紹介してもらいスポンサー協力をして頂く事が出来た。」と話していた。話しの中で“偶然”という言葉が何度もあり印象に残ったが、自分の目標や意志をしっかり持ち積極的に進んでいるからこそ数々の偶然が富樫さんの周りでは起こるのだろうと感じ、とても深く心に残る話だった。

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(C)People's Daily

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